このページのまとめ
先に押さえておくこと
定積分と微分の関係の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
微積分学の基本定理の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 微積分学の基本定理
- ポイント: 積分の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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解説
定積分と微分の関係について解説します。
定積分で定義された関数を微分するって、どういうことですか?
いい質問だね!積分の上端が変数xになっている定積分は、xの関数になるんだ。
それを微分するとどうなるか、というのがこのテーマだよ。
まずは定積分と微分の関係を表す重要な公式を確認しましょう。
その通り!微分と積分は逆の操作なんだ。これは微積分学で最も重要な関係の一つだよ。
この公式が成り立つ理由を簡単に説明します。
f(t)の不定積分(原始関数)の1つをF^(t)とすると、定積分は
∫axf(t)dt=F^(x)−F^(a) と表せます。ここでF^(a)は定数ですから、xで微分すると
dxd{F^(x)−F^(a)}=F^′(x)−0=f(x) となり、もとのf(x)に戻ることが確認できます。
(1)F(x)=∫1x(3t2−2t)dt をxで微分せよ。
公式 dxd∫axf(t)dt=f(x) をそのまま使います。
ここではf(t)=3t2−2t、a=1ですので、
F′(x)=dxd∫1x(3t2−2t)dt=3x2−2x tをxに置き換えるだけでOKです。
(2)G(x)=∫0x(t3+4t)dt をxで微分せよ。
同様に公式を使います。f(t)=t3+4t、a=0ですので、
G′(x)=dxd∫0x(t3+4t)dt=x3+4x 下端の値が何であっても、積分した後に微分すれば定数部分は消えるからね。
結果には影響しないんだ。
(3)H(x)=∫x2(6t2−1)dt をxで微分せよ。
注意!この問題は今までと違って、xが積分の下端にあるよ。こういう場合はどうすればいいかな?
積分の上端と下端を入れ替えると、符号が変わります。つまり、
H(x)=∫x2(6t2−1)dt=−∫2x(6t2−1)dt これでxが上端にきたので、公式が使えます。
H′(x)=−dxd∫2x(6t2−1)dt=−(6x2−1)=−6x2+1 そうだね!∫abf(t)dt=−∫baf(t)dt という性質を使っているんだ。
下端にxがある場合は要注意だよ。
ここで(3)の別解として、直接計算して確かめることもできます。
H(x)=∫x2(6t2−1)dt=[2t3−t]x2 =(16−2)−(2x3−x) =−2x3+x+14 これを微分すると、H′(x)=−6x2+1 となり、確かに一致します。
このページのまとめ
ここでは定積分と微分の関係(微積分学の基本定理)について学習しました。
dxd∫axf(t)dt=f(x) という公式は、積分方程式や関数の決定問題で頻出します。
下端にxがある場合の符号変化にも注意して、しっかりマスターしてくださいね!