このページのまとめ
先に押さえておくこと
軌跡と領域の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 軌跡の方程式と線形計画法
- ポイント: 図形と方程式の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
(1) 2点A(0,2), B(4,0)から等距離にある点Pの軌跡を求めよ。
(2) 連立不等式 x≧0,y≧0,x+y≦4,x+3y≦6 の表す領域において、2x+yの最大値と最小値を求めよ。
解説
軌跡と領域の問題について解説します。
ある条件を満たす点の集まりが描く図形のことだよ。
条件をx, yの方程式で表すのがポイントだね!
(1) 2点A(0,2), B(4,0)から等距離にある点Pの軌跡を求めよ。
まず動点P(x,y)とおいて、「Aからの距離 = Bからの距離」を式にしてみよう。
条件は PA=PB ですので、距離の公式を使うと、
(x−0)2+(y−2)2=(x−4)2+(y−0)2 両辺を2乗して整理します。
x2+(y−2)2=(x−4)2+y2 x2+y2−4y+4=x2−8x+16+y2 −4y+4=−8x+16 8x−4y=12 その通り!2点から等距離にある点の軌跡は「垂直二等分線」になるんだ。
逆に、直線y=2x−3上の任意の点はPA=PBを満たすので、これが求める軌跡だね。
よって、求める軌跡は直線 y=2x−3 です。
軌跡の問題では、最後に「逆の確認」をすることを忘れないでね。
得られた方程式上の全ての点が条件を満たすかをチェックしよう。
(2) 連立不等式 x≧0,y≧0,x+y≦4,x+3y≦6 の表す領域において、2x+yの最大値と最小値を求めよ。
これは線形計画法の問題だね。まずは領域を図示しよう。
4つの不等式を整理すると、
x≧0:
y軸上およびその右側
y≧0:
x軸上およびその上側
x+y≦4:直線
x+y=4の左下側
x+3y≦6:直線
x+3y=6の左下側
四角形の領域になっていますね。頂点はどう求めるんですか?
境界線の交点を求めればいいんだよ。連立方程式を解いていこう!
領域の頂点を求めます。
(4,0):
x+y=4と
y=0の交点
(0,2):
x+3y=6と
x=0の交点
(3,1):
x+y=4と
x+3y=6の交点
(3,1)の計算を確認しましょう。
x+y=4⋯(1) x+3y=6⋯(2) ②−①より
①に代入してx=3
次に、2x+y=kとおいて、kが最大・最小になる点を探すよ。
2x+y=kを変形するとy=−2x+kで、これは傾きが−2、y切片がkの直線です。
kを大きくすると直線は上に平行移動し、kを小さくすると下に平行移動します。
傾きが−2の直線を動かして、領域内でy切片が最大・最小になる位置を探せばいいんですね!
各頂点での2x+yの値を計算すると、
(0,0)のとき:
2⋅0+0=0
(4,0)のとき:
2⋅4+0=8
(0,2)のとき:
2⋅0+2=2
(3,1)のとき:
2⋅3+1=7
以上より、
x=4,y=0のとき、最大値
8
x=0,y=0のとき、最小値
0
その通り!線形計画法では、最大・最小は必ず領域の頂点で達成されるよ。
これは重要なポイントだからしっかり覚えておこう。
このページのまとめ
ここでは軌跡の求め方と線形計画法について学習しました。
軌跡では「条件を座標の式で表す」こと、線形計画法では「領域の頂点を正確に求める」ことがポイントです。
どちらも図形と方程式の重要テーマなので、しっかりマスターしてくださいね!