図形と方程式

領域と最大・最小

線形計画法

図形と方程式の「領域と最大・最小」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「線形計画法」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅱ 約7分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

領域と最大・最小の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 線形計画法
  • ポイント: 図形と方程式の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

x0,y0,x+2y6,2x+y6x \geqq 0, y \geqq 0, x+2y \leqq 6, 2x+y \leqq 6のとき、x+yx+yの最大値を求めよ。

答えを見る

x=2,y=2x=2, y=2のとき、最大値4\underline{4}

解説

領域と最大・最小の問題について解説します。

不等式がたくさんあって、何から手を付ければいいかわかりません...

このような問題は「線形計画法」と呼ばれる手法で解くんだ。

まずは領域を図示して、その中でx+yx+yがどう変化するか考えていこう!

それでは問題を見ていきましょう。

x0,y0,x+2y6,2x+y6x \geqq 0, y \geqq 0, x+2y \leqq 6, 2x+y \leqq 6のとき、x+yx+yの最大値を求めよ。

まずは4つの不等式が表す領域を図示しよう。

4つの不等式を整理すると、

  • x0x \geqq 0yy軸上およびその右側
  • y0y \geqq 0xx軸上およびその上側
  • x+2y6x+2y \leqq 6:直線x+2y=6x+2y=6およびその左下側
  • 2x+y62x+y \leqq 6:直線2x+y=62x+y=6およびその左下側

これらの共通部分が求める領域です。

-1012345 -112345

図を描いてみると、四角形の領域になりますね!

その通り!頂点の座標を求めておこう。

領域の頂点は以下の4点です。

  • 原点O(0,0)O(0, 0)
  • xx軸との交点:2x+y=62x+y=6y=0y=0とすると(3,0)(3, 0)
  • yy軸との交点:x+2y=6x+2y=6x=0x=0とすると(0,3)(0, 3)
  • 2直線の交点:x+2y=6x+2y=62x+y=62x+y=6を連立すると(2,2)(2, 2)

2直線の交点を求める計算を確認しておきましょう。

x+2y=6(1)x+2y=6 \cdots (1)
2x+y=6(2)2x+y=6 \cdots (2)

×2\times 2 - ②より

2x+4y(2x+y)=1262x+4y-(2x+y)=12-6
3y=63y=6
y=2y=2

①に代入してx=2x=2

よって、交点は(2,2)(2, 2)です。

次に、x+yx+yの値を最大にする点を探すよ。

x+y=kx+y=kとおいて、この直線を動かして考えてみよう。

x+y=kx+y=kを変形するとy=x+ky=-x+kとなります。

これは傾きが1-1yy切片がkkの直線です。

傾きが1-1ということは、右下がりの直線ですね。

その通り!kkを大きくすると直線は上に平行移動するよ。

領域内でkkが最大になるのは、直線が領域と共有点を持つギリギリの位置だね。

傾き1-1の直線を上に動かしていくと、点(2,2)(2, 2)を通るときに領域と最後に交わります。

なるほど!yy切片が大きいほどkkが大きいから、直線をできるだけ上に動かせばいいんですね!

よく気づいたね。だから最大値は頂点で取ることが多いんだ。

(2,2)(2, 2)のとき、x+y=2+2=4x+y=2+2=4となります。

念のため、他の頂点での値も確認しておきましょう。

  • (0,0)(0, 0)のとき:x+y=0x+y=0
  • (3,0)(3, 0)のとき:x+y=3x+y=3
  • (0,3)(0, 3)のとき:x+y=3x+y=3
  • (2,2)(2, 2)のとき:x+y=4x+y=4

以上より、x+yx+y(2,2)(2, 2)のとき最大値4\underline{4}をとります。

線形計画法のポイントをまとめておくよ。

このページのまとめ

ここでは線形計画法の問題について学習しました。

領域を正確に図示すること、目的関数を直線として動かすイメージを持つことが大切です。

頂点の座標計算でミスしないように、丁寧に解いていきましょう!

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