このページのまとめ
先に押さえておくこと
2次方程式の解と係数の関係②の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
複素数と方程式の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 2次方程式の解と係数の関係②
- ポイント: 複素数と方程式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
2次方程式3x2−x−3=0の2つの解をα,βとするとき以下の値を求めよ。
(1)α3+β3 (2)αβ+βα (3)3α2−α−4 解説
2次方程式の解と係数の関係を使う問題を解説します。
まずは解と係数の関係を使ってα+βとαβを求めます。
解と係数の関係を確認しておきましょう。
このような問題に対応するために、頭に入れておいてほしいことがあるんだ。
話が変わるけど、「対称式」って覚えてるかな?
はい。x2y2のようなxとyを入れ替えても変わらない式のことですよね。
その通り。じゃあ、xとyの2変数についての「基本対称式」は覚えてるかな?
対称式の知識が曖昧な方は[学習する - 数学I - 数と式]にある「式の値(対称式)」で学習してくださいね。
対称式には、以下のような性質がありました。
ここで解と係数の関係で分かるα+βとαβに注目してみると、これって基本対称式そのものだよね。
本当ですね。αとβの2変数についての基本対称式になっています。
だから解と係数の関係を使う問題では対称式の性質を使わせるような問題が多いんだ。覚えておいてね。
実際、例題での(1)と(2)で求めたい式は対称式になっていますね。
これをふまえた上で、問題を解いていきましょう!
2次方程式3x2−x−3=0の2つの解をα,βとするとき以下の値を求めよ。
(1)α3+β3 α3+β3は対称式で、解と係数の関係から基本対称式の値が分かるので求められそうですね!
解法が分かれば怖くないですね。解答例は以下のようになります。
解と係数の関係より、α+β=31,αβ=−1
α3+β3=(α+β)3−3αβ(α+β)と表せるので、
値を代入して(31)3−3⋅(−1)⋅(31)=2728
次の問題を見ていきます。
2次方程式3x2−x−3=0の2つの解をα,βとするとき以下の値を求めよ。
(2)αβ+βα これも対称式だから基本対称式で表せるはずなんですが⋯
αβ+βα=αβ(α+β)2−2αβと表せますね。
ポイントは、対称式は「必ず」基本対称式で表せるということだよ。すぐには思いつけなくても落ち着いて考えよう。
ちなみにこの変形は頻出だから覚えておけるといいね。
解答例は以下のようになります。
解と係数の関係より、α+β=31,αβ=−1
αβ+βα=αβ(α+β)2−2αβと表せるので、
値を代入して−919
それでは最後の問題を見ていきます。
2次方程式3x2−x−3=0の2つの解をα,βとするとき以下の値を求めよ。
(3)3α2−α−4 うーん⋯ これは対称式じゃないですね。どうやって解けばいいんだろう。
そう。確認だけれど、αとは何だったかな?
2次方程式3x2−x−3=0の解のうちの1つです。
αとβは2次方程式3x2−x−3=0の解でしたね。
つまり、2次方程式にαやβを代入したら方程式が成り立つ(0になる)ということです。
意外と忘れてしまいがちだけど、2次方程式3x2−x−3=0の解であるαをxに代入すると3α2−α−3=0が成り立っているんだ。
同様に3β2−β−3=0も成り立つよ。
3α2−α−4=(3α2−α−3)−1なので値を代入すると、求める値は−1となります。
このページのまとめ
ここでは2次方程式の解と係数の関係を使う問題について解説しました。
数学Iで学習した「対称式」の知識が必要となりましたね。
解と係数の関係も同様に、他の単元でも頻出する知識なので繰り返し使って使いこなせるようになっておきましょう!