複素数と方程式

組立除法

整式の割り算の効率的な方法

複素数と方程式の「組立除法」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「整式の割り算の効率的な方法」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅱ 約10分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

組立除法の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

整式の割り算の効率的な方法の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 整式の割り算の効率的な方法
  • ポイント: 複素数と方程式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

次の整式の割り算を組立除法を用いて行い、商と余りを求めよ。

(1)2x35x2+3x+7(1)\quad 2x^3-5x^2+3x+7(x2)(x-2) で割る

(2)x43x2+2(2)\quad x^4-3x^2+2(x+1)(x+1) で割る

答えを見る

(1)  (1)\;2x2x+1\underline{2x^2-x+1}、余り 9\underline{9}

(2)  (2)\;x3x22x+2\underline{x^3-x^2-2x+2}、余り 0\underline{0}

解説

組立除法の問題について解説します。

整式の割り算って、筆算だと計算が大変ですよね...

そうだね。特に(xa)(x-a)で割るときは、組立除法を使うと素早く計算できるよ!

組立除法とは、整式P(x)P(x)(xa)(x-a)で割るときに使える効率的な計算方法です。

言葉だけだとイメージしにくいです...

実際に問題を解きながら確認していこう!

(1)2x35x2+3x+7(1)\quad 2x^3-5x^2+3x+7(x2)(x-2) で割る

(x2)(x-2)で割るので、a=2a=2です。P(x)=2x35x2+3x+7P(x)=2x^3-5x^2+3x+7の係数を順に並べると2,5,3,72, -5, 3, 7です。

組立除法の配置と計算を見てみよう。

253724222119\Large \begin{array}{c|cccc} & 2 & -5 & 3 & 7 \\ 2 & & 4 & -2 & 2 \\ \hline & 2 & -1 & 1 & 9 \end{array}

計算の流れを確認しましょう。

  1. 最高次の係数22をそのまま下ろす
  2. 2×2=42 \times 2 = 4 を次の5-5に加えて 5+4=1-5+4=-1
  3. 1×2=2-1 \times 2 = -2 を次の33に加えて 3+(2)=13+(-2)=1
  4. 1×2=21 \times 2 = 2 を次の77に加えて 7+2=97+2=9

下の段の最後の数99が余りで、それ以外の2,1,12, -1, 1が商の係数です。

もとの式が33次式なので、商は11つ次数が下がって22次式になります。

よって、商は2x2x+1\underline{2x^2-x+1}、余りは9\underline{9}です。

ちなみに、剰余の定理から余りはP(2)P(2)と一致するはずだよ。確認してみよう。

P(2)=2854+32+7=1620+6+7=9P(2)=2 \cdot 8 - 5 \cdot 4 + 3 \cdot 2 + 7 = 16-20+6+7=9 で一致していますね。

(2)x43x2+2(2)\quad x^4-3x^2+2(x+1)(x+1) で割る

(x+1)(x+1)で割る場合はaaはいくつになりますか?

(x+1)=(x(1))(x+1)=(x-(-1))だから、a=1a=-1だね。

あと、x3x^3の項とxxの項がないから、係数の00を忘れずに入れてね!

x43x2+2=x4+0x33x2+0x+2x^4-3x^2+2 = x^4+0 \cdot x^3-3x^2+0 \cdot x+2なので、係数は1,0,3,0,21, 0, -3, 0, 2です。

103021112211220\Large \begin{array}{c|ccccc} & 1 & 0 & -3 & 0 & 2 \\ -1 & & -1 & 1 & 2 & -2 \\ \hline & 1 & -1 & -2 & 2 & 0 \end{array}

計算の流れを確認しましょう。

  1. 最高次の係数11をそのまま下ろす
  2. 1×(1)=11 \times (-1) = -1 を次の00に加えて 0+(1)=10+(-1)=-1
  3. 1×(1)=1-1 \times (-1) = 1 を次の3-3に加えて 3+1=2-3+1=-2
  4. 2×(1)=2-2 \times (-1) = 2 を次の00に加えて 0+2=20+2=2
  5. 2×(1)=22 \times (-1) = -2 を次の22に加えて 2+(2)=02+(-2)=0

余りが00なので割り切れますね。商の係数は1,1,2,21, -1, -2, 2です。

よって、商はx3x22x+2\underline{x^3-x^2-2x+2}、余りは0\underline{0}です。

余りが00ということは、x43x2+2x^4-3x^2+2(x+1)(x+1)で割り切れるんですね!

その通り!因数定理と同じことだね。P(1)=13+2=0P(-1)=1-3+2=0だから(x+1)(x+1)は因数なんだ。

組立除法は因数分解にも使えるから覚えておこう!

このページのまとめ

ここでは組立除法を使った整式の割り算について学習しました。

組立除法は(xa)(x-a)で割る場合に特に有効で、通常の筆算よりも素早く計算できます。

剰余の定理・因数定理とセットで使いこなせるようにしておきましょう!

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