このページのまとめ
先に押さえておくこと
組立除法の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
整式の割り算の効率的な方法の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 整式の割り算の効率的な方法
- ポイント: 複素数と方程式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
次の整式の割り算を組立除法を用いて行い、商と余りを求めよ。
(1)2x3−5x2+3x+7 を (x−2) で割る
(2)x4−3x2+2 を (x+1) で割る
解説
組立除法の問題について解説します。
整式の割り算って、筆算だと計算が大変ですよね...
そうだね。特に(x−a)で割るときは、組立除法を使うと素早く計算できるよ!
組立除法とは、整式P(x)を(x−a)で割るときに使える効率的な計算方法です。
(1)2x3−5x2+3x+7 を (x−2) で割る
(x−2)で割るので、a=2です。P(x)=2x3−5x2+3x+7の係数を順に並べると2,−5,3,7です。
222−54−13−21729 計算の流れを確認しましょう。
2×2=4 を次の
−5に加えて
−5+4=−1 −1×2=−2 を次の
3に加えて
3+(−2)=1 1×2=2 を次の
7に加えて
7+2=9
下の段の最後の数9が余りで、それ以外の2,−1,1が商の係数です。
もとの式が3次式なので、商は1つ次数が下がって2次式になります。
よって、商は2x2−x+1、余りは9です。
ちなみに、剰余の定理から余りはP(2)と一致するはずだよ。確認してみよう。
P(2)=2⋅8−5⋅4+3⋅2+7=16−20+6+7=9 で一致していますね。
(2)x4−3x2+2 を (x+1) で割る
(x+1)で割る場合はaはいくつになりますか?
(x+1)=(x−(−1))だから、a=−1だね。
あと、x3の項とxの項がないから、係数の0を忘れずに入れてね!
x4−3x2+2=x4+0⋅x3−3x2+0⋅x+2なので、係数は1,0,−3,0,2です。
−1110−1−1−31−20222−20 計算の流れを確認しましょう。
1×(−1)=−1 を次の
0に加えて
0+(−1)=−1 −1×(−1)=1 を次の
−3に加えて
−3+1=−2 −2×(−1)=2 を次の
0に加えて
0+2=2 2×(−1)=−2 を次の
2に加えて
2+(−2)=0
余りが0なので割り切れますね。商の係数は1,−1,−2,2です。
よって、商はx3−x2−2x+2、余りは0です。
余りが0ということは、x4−3x2+2は(x+1)で割り切れるんですね!
その通り!因数定理と同じことだね。P(−1)=1−3+2=0だから(x+1)は因数なんだ。
組立除法は因数分解にも使えるから覚えておこう!
このページのまとめ
ここでは組立除法を使った整式の割り算について学習しました。
組立除法は(x−a)で割る場合に特に有効で、通常の筆算よりも素早く計算できます。
剰余の定理・因数定理とセットで使いこなせるようにしておきましょう!