このページのまとめ
先に押さえておくこと
相反方程式①の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
偶数次の相反方程式の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 偶数次の相反方程式
- ポイント: 複素数と方程式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
4次方程式2x4+x3+3x2+x+2=0を満たす複素数xの値を求めよ。
解説
相反方程式の問題を解説します。
え?4次方程式?!
因数定理で頑張って因数分解するしか⋯
結論から言うとこの4次方程式は因数定理では因数分解できないよ。
実は、今回の例題の方程式のように係数が左右対称になっている方程式のことを「相反方程式」と呼びます。
相反方程式は今から紹介する方法を使えば「必ず」解くことができます。
入試問題では誘導がついていることも多いよ。
でも難しくないから、今知った人はここで理解して周りと差をつけよう!
相反方程式の解法を紹介する前に、「4次方程式を解け」と言われた場合に基本的にはどのように考えていけばいいのかについて整理してみましょう。
相反方程式でないかを確認する
因数定理を使う
順番に見ていきます。
4次方程式の場合、x4とx2と定数の項から成っていれば複2次式なので例題の方程式は複2次式ではないですね。
今回の例題は相反方程式なので、相反方程式の解法を使って解いていきます。
①と②も違かった場合、因数定理を使って4次方程式を解くことになりますが、この方法は自分で方程式を満たすような解を探す必要があるので時間がかかります。
そのため、必ず①と②を確認してから因数定理を使うことを考えましょう。
それでは、相反方程式の解法について解説していくね。
相反方程式の解法は以下の2パターンがあります。
偶数次の相反方程式の解法
奇数次の相反方程式の解法
今回は最高次の次数が4、つまり偶数なので、①の解法を紹介します。
まずは、「中央の項」の文字x2で両辺を割るんだ。
x2で割るためには0でないことを確認する必要があります。
x=0を代入してみると、成り立たないのでx=0は解ではないためx2=0より、両辺をx2で割ると2x2+x+3+x1+x22=0
x2がある項とxの項をまとめ、整理しておくと2(x2+x21)+(x+x1)+3=0とできますね。
次に、x+x1を文字でおくんだ。
ここではtと置いてみましょう。 t=x+x1とします。
x2+x21もtで表現したいので、上手く変形すると2{(x+x1)2−2}+(x+x1)+3=0 ⟺2(t2−2)+t+3=0
これを計算して2t2+t−1=0となりますね。
そしてこのtの2次方程式を解いて、解を求めよう。
たすき掛けすると(2t−1)(t+1)=0と因数分解できるのでt=21,−1となります。
t=x+x1としていたので、戻します。
t=21のときはx+x1=21⟺2x2−x+2=0となり、t=−1のときはx+x1=−1⟺x2+x+1=0となるのでこの2つの2次方程式をそれぞれ解いて、答えは x=41±15i,2−1±3i となります。
慣れたら簡単だよ。
最後に解答の仕方をまとめておこう。
x=0は解ではないので、x2=0
両辺をx2で割ると2x2+x+3+x1+x22=0
t=x+x1とすると2t2+t−1=0よりt=21,−1
(1)t=21のとき、2x2−x+2=0 よってx=41±15i
(2)t=−1のときx2+x+1=0 よってx=2−1±3i
以上より、x=41±15i,2−1±3i
最初にx=0が解じゃないことを必ず確認するようにね!
相反方程式を中央の項の文字で割ったとき、実はxとx1の対称式になるんだ。
対称式は「必ず」基本対称式だけで表せるんでしたね。
x⋅x1=1だから、x+x1を文字でおけばおいた文字だけで表すことができることを利用して解いているんだ。
このページのまとめ
ここでは相反方程式の解法について解説しました。
最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し解いて解法を覚えましょう!