このページのまとめ
先に押さえておくこと
共役複素数の性質の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$\overline{z}$ の性質と応用の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: z の性質と応用
- ポイント: 複素数と方程式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) z=3+2i のとき、z+z および z⋅z の値を求めよ。
(2) 2次方程式 x2−4x+13=0 の2つの解を求め、それらが共役複素数であることを確認せよ。
解説
共役複素数の性質について解説します。
虚数部分の符号を反転させた複素数のことだよ。まずは定義から確認しよう!
共役複素数には便利な性質がいくつかあります。
性質がたくさんありますね。全部覚えないとダメですか?
特に(1)と(2)が重要だよ。実際に計算してみれば自然と分かるから、問題を解きながら確認しよう!
それでは問題を解いていきます。
(1) z=3+2i のとき、z+z および z⋅z の値を求めよ。
z=3+2i なので、共役複素数は z=3−2i ですね。
まず z+z を計算します。
=(3+2i)+(3−2i) 虚数部分が打ち消し合って、実部の2倍になったね。これが性質(1)だよ。
次に z⋅z を計算します。
z⋅z =(3+2i)(3−2i) 和と差の積の公式 (a+b)(a−b)=a2−b2 が使えるんですね!
その通り!z⋅z=(a+bi)(a−bi)=a2−(bi)2=a2+b2 となるんだ。
結果は必ず0以上の実数になるよ。
よって、z+z=6, z⋅z=13 となります。
(2) 2次方程式 x2−4x+13=0 の2つの解を求め、それらが共役複素数であることを確認せよ。
解の公式を使って解いていきましょう。
x=24±16−52 =24±−36 =24±6i =2±3i つまり、2つの解は x=2+3i と x=2−3i です。
2+3i と 2−3i は虚数部分の符号だけが異なるよね。これはまさに共役複素数の関係だね!
そうだよ。実数係数の方程式が虚数解を持つとき、その共役複素数も必ず解になるんだ。これは重要な性質だよ。
ちなみに、(1)の結果と(2)を見比べてみよう。
(2)の方程式 x2−4x+13=0 の2解を α=2+3i, β=2−3i とすると、解と係数の関係から α+β=4, αβ=13 だよね。
これは(1)で確認した z+z=2a, z⋅z=a2+b2 と一致しているね!
なるほど!共役複素数の性質と解と係数の関係がつながっているんですね!
このページのまとめ
ここでは共役複素数の性質について学習しました。
z+z=2a(実部の2倍)と z⋅z=a2+b2(絶対値の2乗)は特に重要です。
また、実数係数の方程式の虚数解は共役ペアで現れることもしっかり覚えておきましょう!