このページのまとめ
先に押さえておくこと
散布図の読み取りの要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 相関の判断
- ポイント: データの分析の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
次のつの散布図(A・B・C)について、それぞれ「正の相関」「負の相関」「相関なし」のいずれかを答えよ。(※散布図は解説に掲載)
「アイスクリームの売上が多い月ほど、水難事故の件数が多い」というデータがある。このデータから「アイスクリームの売上が水難事故の原因である」と結論づけてよいか。理由とともに答えよ。
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散布図A:
散布図B:
散布図C:
(理由)相関関係があっても因果関係があるとは限らない。アイスクリームの売上と水難事故の件数はどちらも「気温」という共通の要因によって増加しており、一方が他方の原因ではない(疑似相関)。
解説
散布図の読み取りについて解説していきます。
散布図ってどう読めばいいですか?
散布図は、つの変量の関係を点で表した図だよ。
点の並び方を見ることで、つの変量にどんな関係があるかがわかるんだ。
では問題を解いていこう!
次のつの散布図について、それぞれ「正の相関」「負の相関」「相関なし」のいずれかを答えよ。
まず散布図Aを見てみましょう。
点が右上がりに並んでいますね!
その通り!の値が大きくなるとの値も大きくなっているね。
これはだよ。しかも点が直線状にきれいに並んでいるから、強い正の相関と言えるね。
次に散布図Bを見てみましょう。
の値が大きくなるとの値は小さくなっています。点が右下がりに並んでいるので、これはです。
最後に散布図Cを見てみましょう。
点がバラバラですね...特に右上がりとか右下がりとかの傾向が見えません。
そうだね。が増えてもは増えも減りもしない。
これはと判断するよ。
したがって答えは、散布図A:、散布図B:、散布図C:です。
散布図の読み取りのコツをまとめておくね。
- まず点の全体的な傾向を見る(右上がり・右下がり・バラバラ)
- 次に点の散らばり具合を見る(集まっている=強い相関、散らばっている=弱い相関)
- 外れ値(他の点から大きく離れた点)がないかチェックする
「アイスクリームの売上が多い月ほど、水難事故の件数が多い」というデータがある。このデータから「アイスクリームの売上が水難事故の原因である」と結論づけてよいか。理由とともに答えよ。
アイスの売上と水難事故って関係あるんですか?散布図にすると正の相関がありそうですけど...
いいところに気づいたね。確かに散布図を描くと正の相関は見られるだろう。
でも「相関がある」ことと「因果関係がある」ことは全く別物なんだ。
アイスクリームの売上と水難事故の件数の関係を考えてみましょう。
実はどちらも「」という共通の要因によって増えています。
- 気温が高い アイスクリームの売上が増える
- 気温が高い 海やプールに行く人が増える 水難事故が増える
つまり、アイスクリームの売上が水難事故の原因なのではなく、「気温」がどちらにも影響しているだけです。これがです。
なるほど!散布図で相関が見えても、すぐに「原因と結果」とは言えないんですね。
その通り!「相関関係がある」と「因果関係がある」を混同しないことがとても大切だよ。
データを正しく読み解くために、常に「背後に共通の要因がないか?」を考える習慣をつけよう。
よって答えはです。相関関係があっても因果関係があるとは限らず、この場合は気温という共通の要因による疑似相関です。
ここでは、散布図の読み取りと相関関係について学習しました。
散布図を見るときは、点の傾向(右上がり・右下がり・バラバラ)と散らばり具合に注目しましょう。
また、「相関関係 因果関係」はデータ分析でとても重要な考え方です。
テストでもよく出るポイントなので、しっかり覚えておいてくださいね!
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