このページのまとめ
先に押さえておくこと
相関と因果関係の区別の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 相関関係と因果関係の違い
- ポイント: データの分析の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
ある調査で、「アイスクリームの売上」と「水難事故の件数」の月別データを集めたところ、正の相関が見られた。次の問いに答えよ。
「正の相関がある」とはどういうことか、簡潔に説明せよ。
このデータから「アイスクリームの売上が増えると水難事故が増える」という因果関係があるといえるか。理由とともに答えよ。
このつの変量に正の相関が見られる原因として考えられることを説明せよ。
答えを見る
こと。
相関関係はつの変量の間の傾向を示すだけであり、一方が他方の原因であるとは限らない。
気温が高くなるとアイスクリームの売上が増え、同時に水遊びをする人が増えて水難事故も増える。
解説
相関関係と因果関係の違いについて解説します。
相関関係と因果関係って、何が違うんですか?
とても大切な質問だね!
データの分析では、このつを区別することがとても重要なんだ。まずは定義から確認しよう。
相関があれば因果関係もあるんじゃないんですか?
そう思いがちだけど、実はそうとは限らないんだ。
具体的な問題で確認してみよう!
「正の相関がある」とはどういうことか、簡潔に説明せよ。
「正の相関がある」とは、つの変量においてことです。
この問題の場合、アイスクリームの売上が多い月は水難事故の件数も多い、という傾向があるということですね。
イメージとして、散布図を描くと次のようになります。
右上がりの傾向が見られますね。これが「正の相関」です。
このデータから「アイスクリームの売上が増えると水難事故が増える」という因果関係があるといえるか。理由とともに答えよ。
ここが一番大切なポイントだよ。
「アイスクリームをたくさん買ったから水難事故が起きた」と言えるかな?
それはおかしいですよね...アイスクリームを食べたから溺れるわけじゃないですし。
その通り!相関関係があるからといって、因果関係があるとはいえないんだ。
答えはです。
相関関係はつの変量の間の「傾向」を示しているだけであり、一方が他方の「原因」であるかどうかは、相関関係だけからは判断できません。
このつの変量に正の相関が見られる原因として考えられることを説明せよ。
では、なぜこのつに相関が出るんだろう?
何か共通する原因はないかな?
あ!どちらも「気温」に関係していますよね!
暑いとアイスが売れるし、水遊びする人も増える...
大正解!これを(ぎじそうかん)というんだよ。
この問題では、「」が第の変数です。
- 気温が上がる アイスクリームの売上が増える
- 気温が上がる 水遊びをする人が増え、水難事故が増える
このように、気温という共通の原因が両方に影響しているため、アイスクリームの売上と水難事故の件数に正の相関が現れるのです。
なるほど!相関があっても、必ずしも「原因と結果」の関係ではないんですね。
そういうこと!他にも擬似相関の例はたくさんあるよ。
例えば「消防車の出動台数」と「火災の被害額」にも正の相関があるけど、消防車がたくさん来たから被害が大きくなったわけではないよね。
火災の規模が大きいから、消防車もたくさん来るし、被害額も大きくなるんだ。
ここでは相関関係と因果関係の違いについて学習しました。
データ分析において最も重要なことのつは、ということです。
第の変数(共通の原因)が存在しないかを常に考える習慣をつけましょう!
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