このページのまとめ
先に押さえておくこと
相関係数の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
データの分析の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 相関係数
- ポイント: データの分析の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
次の表は、テストAとテストBを受けた5人の得点である。テストAとテストBの相関係数を求めよ。
テストAテストB766844101087 解説
相関係数の問題について解説します。
まずは相関係数の公式について確認しましょう。
「2種類のデータの関係を表す指標」だよ。
この問題だったら、テストAとテストBの点数にどのような傾向があるかを調べることができるんだ。
「2つのデータの関係」って具体的にどんなものですか?
例えばある学校で「数学」と「英語」のテストが行われたとしよう。そこで先生がこんな疑問を思い浮かべました。
「数学」のテストの点数が高い人は「英語」も高い点数を取っているのだろうか?それとも数学の点数と英語の点数に関係はないのだろうか?
こんなときに具体的な指標として計算できるのが「相関係数」だよ。
相関係数を求める意味を理解した上で、問題を見ていきましょう!
次の表は、テストAとテストBを受けた5人の得点である。テストAとテストBの相関係数を求めよ。
テストAテストB766844101087 結論から言ってしまうと、公式に代入すれば相関係数は求められます。共分散も標準偏差も公式を使うだけです。
ここでは、実際にこの問題が出題されたときに素早く正確に解答する方法について解説していきます。
・テストAの平均値をxˉ,標準偏差をsx ・テストBの平均値をyˉ,標準偏差をsy ・テストA,Bの共分散をsxy として問題を解いていきます。
「相関係数を求めよ」という問題が出た時は次のように解きましょう。
平均値
xˉ,yˉを求める
表を書く
計算する
この3つのステップで解くことで正確に・素早く解くことができます。
ステップごとに見ていきましょう。
1 平均値
xˉ,yˉを求める
まずはxˉとyˉを求めましょう。
これは簡単ですね。
xˉ=57+6+4+10+8=7 yˉ=56+8+4+10+7=7 となります。
次に、今求めた平均値をふまえながら表を書いていきます。具体的には次の表です。
x−xˉy−yˉ(x−xˉ)(y−yˉ)(x−xˉ)2(y−yˉ)2 この表を書いたら、1行ずつ上から埋めていきます。
問題で与えられた表の値から先ほど求めた平均値を引くことで上の2行はすぐに埋めることができます。
x−xˉy−yˉ(x−xˉ)(y−yˉ)(x−xˉ)2(y−yˉ)20−1−11−3−33310 次に3行目の(x−xˉ)(y−yˉ)を求めていきます。
1行目と2行目を上下に掛け合わせるだけなので一瞬で埋めることができますね。
x−xˉy−yˉ(x−xˉ)(y−yˉ)(x−xˉ)2(y−yˉ)20−10−11−1−3−39339100 最後に4行目と5行目の値を求めます。1行目と2行目の値をそれぞれ2乗するだけなので一瞬ですね。
x−xˉy−yˉ(x−xˉ)(y−yˉ)(x−xˉ)2(y−yˉ)20−1001−11−111−3−39993399910010 これで2つ目のステップである表を完成させることができました。
最後に相関係数の計算を行いましょう。
相関係数はr=sxsysxyで求めることができましたね。
表3行目よりsxy=50+(−1)+9+9+0=517
表4行目よりsx2=50+1+9+9+1=4⟺sx=2
表5行目よりsy2=51+1+9+9+0=4⟺sy=2
となるのでr=sxsysxy=2⋅2517=2017となります。
相関係数が2017(=0.85)ということは、強い正の相関を持っていることがわかるね。
テストAの点数が高い人はテストBの点数も高い傾向があるということだよ。
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ここでは相関係数の問題について解説しました。
「表を書く」ことで上下で比較するだけで計算を行えるようになるので、計算ミスが少なくなり素早く解くことが可能です。
表の書き方を覚えてマスターしてくださいね!