このページのまとめ
先に押さえておくこと
行列の基本の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
行列の定義と演算の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 行列の定義と演算
- ポイント: 行列とグラフ理論の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
行列A=(231−1), B=(−1042)について、次の計算をせよ。
(2)3A−2B 解説
行列の基本的な演算について解説します。
行列とは、数を長方形の形に並べたもののことだよ。
横の並びを行、縦の並びを列と呼ぶんだ。
今回の問題ではAもBも2×2行列(2次の正方行列)ですね。
それでは行列の演算のルールを確認してから、問題を解いていきましょう。
(1)A+Bを求めよ。(A=(231−1), B=(−1042))
加法は同じ位置の成分同士を足せばよいので、
A+B=(2+(−1)3+01+4−1+2) =(1351) ベクトルの加法と同じ考え方だね。成分ごとに計算すればOKだよ。
(2)3A−2Bを求めよ。
スカラー倍を先に計算してから引き算します。
3A−2B=3(231−1)−2(−1042) =(693−3)−(−2084) =(89−5−7) −(−2)=+2のところ、符号を間違えそうです...
そうだね。スカラー倍した後の引き算は符号ミスが起きやすいから、一つ一つ丁寧に計算しよう!
(3)ABを求めよ。
行列の積は加法やスカラー倍とは違って、少し複雑だよ。
左の行と右の列の内積を計算するイメージだね。
(1,1)成分はAの第1行とBの第1列の内積で求めます。
AB=(231−1)(−1042) =(2⋅(−1)+1⋅03⋅(−1)+(−1)⋅02⋅4+1⋅23⋅4+(−1)⋅2) =(−2−31010) いい質問だね!実はBAを計算すると(106−5−2)になって、ABとは異なるんだ。
つまり一般にAB=BA(行列の積は交換法則が成り立たない)ということだよ。
行列の積では交換法則が成り立たないことは非常に重要なポイントです。覚えておきましょう。
最後に、行列の演算で大切な単位行列と逆行列についても紹介します。
ad−bcって何か意味があるんですか?
ad−bcは行列式と呼ばれる値で、∣A∣やdet(A)と書くよ。
行列式が0のとき逆行列は存在しないんだ。
数の割り算で0で割れないのと似ているね。
このページのまとめ
ここでは行列の定義と基本的な演算(加法・スカラー倍・積)について学習しました。
行列の積では交換法則が成り立たない(AB=BA)ことが最も重要なポイントです。
単位行列や逆行列の概念もしっかり押さえて、次のステップに進んでくださいね!