行列とグラフ理論

離散グラフの基本

頂点・辺・次数・連結性

行列とグラフ理論の「離散グラフの基本」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「頂点・辺・次数・連結性」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学C 約10分 難易度 1 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

離散グラフの基本の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 頂点・辺・次数・連結性
  • ポイント: 行列とグラフ理論の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

下の図のようなグラフGGについて、次の問いに答えよ。

A B C D E

(1)(1)\quad グラフGGの頂点の数と辺の数を求めよ。

(2)(2)\quad 各頂点の次数を求め、次数の合計を求めよ。

(3)(3)\quad グラフGGは連結グラフであるか答えよ。

答えを見る

(1)  (1)\; 頂点の数:5\underline{5}、辺の数:8\underline{8}

(2)  (2)\; deg(A)=3\deg(A)=\underline{3}deg(B)=3\deg(B)=\underline{3}deg(C)=3\deg(C)=\underline{3}deg(D)=3\deg(D)=\underline{3}deg(E)=4\deg(E)=\underline{4}

次数の合計:3+3+3+3+4=163+3+3+3+4=\underline{16}

(3)  (3)\; 連結グラフである\underline{\text{連結グラフである}}

解説

離散グラフ(グラフ理論)の基本について解説します。

離散グラフって、関数のグラフとは違うんですか?

いい質問だね!関数のグラフとはまったく違うものだよ。

離散グラフは「点」と「点をつなぐ線」でできた図形のことなんだ。

地図の駅と路線、SNSの人間関係など、つながりを表すときに使うよ。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad グラフGGの頂点の数と辺の数を求めよ。

まずは図を見ながら、頂点と辺を数えてみよう。

A B C D E

頂点はA,B,C,D,EA, B, C, D, E55個です。

辺はAB,AD,AE,BC,BE,CD,CE,DEAB, AD, AE, BC, BE, CD, CE, DE88本です。

よって、頂点の数は5\underline{5}、辺の数は8\underline{8}となります。

辺を数えるときは、同じ辺を2回数えないように注意してね!

(2)(2)\quad 各頂点の次数を求め、次数の合計を求めよ。

次数は、その頂点から出ている辺の本数を数えればいいよ。

各頂点について、接続している辺を確認します。

  • 頂点AA:辺AB,AD,AEAB, AD, AE33deg(A)=3\Rightarrow \deg(A)=3
  • 頂点BB:辺AB,BC,BEAB, BC, BE33deg(B)=3\Rightarrow \deg(B)=3
  • 頂点CC:辺BC,CD,CEBC, CD, CE33deg(C)=3\Rightarrow \deg(C)=3
  • 頂点DD:辺AD,CD,DEAD, CD, DE33deg(D)=3\Rightarrow \deg(D)=3
  • 頂点EE:辺AE,BE,CE,DEAE, BE, CE, DE44deg(E)=4\Rightarrow \deg(E)=4

次数の合計は 3+3+3+3+4=163+3+3+3+4=\underline{16} です。

次数の合計が1616で、辺の数が88本...ちょうど22倍ですね!

よく気づいたね!実はこれは偶然ではないんだ。

どんなグラフでも成り立つ重要な性質だよ。

この問題でも、次数の合計16=2×816 = 2 \times 8(辺の数)が確かに成り立っていますね。

(3)(3)\quad グラフGGは連結グラフであるか答えよ。

連結かどうかは、どの頂点からどの頂点へも辺をたどって移動できるかを確認すればいいよ。

頂点EEはすべての他の頂点(A,B,C,DA, B, C, D)と辺で直接つながっています。

したがって、任意の22頂点間は少なくとも頂点EEを経由して移動できます。

例えばAAからCCへは、AECA \to E \to C と移動できます(直接つながっていなくても、辺をたどれればOKです)。

よって、グラフGG連結グラフである\underline{\text{連結グラフである}}

すべての頂点が直接つながっていなくても、間接的にたどれれば連結なんですね!

その通り!逆に、辺をたどってもたどり着けない頂点のペアが11つでもあれば、連結ではないよ。

そのようなグラフを非連結グラフ\textcolor{red}{\text{非連結グラフ}}と呼ぶんだ。

このページのまとめ

ここでは離散グラフ(グラフ理論)の基本的な用語と性質について学習しました。

頂点・辺・次数という基本概念と、握手補題(次数の合計=辺の数の22倍)を押さえておきましょう。

グラフ理論はネットワークや経路問題など、様々な場面で応用される分野です。ぜひ基本をマスターしてくださいね!

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